高気密高断熱住宅とカビの関係!発生原因と対策を解説!

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高気密高断熱住宅は、優れた断熱性能と気密性能により、快適な室内環境を実現する一方で、カビの発生リスクも懸念されることがあります。
「高気密高断熱住宅=カビが発生しやすい」というイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし、実際には、適切な換気システムや適切な対策を行うことで、カビの発生リスクを抑制し、安心して暮らせます。
この記事では、高気密高断熱住宅とカビの関係について、発生原因や対策方法について解説します。

高気密住宅とカビの関係

高気密住宅は、外気の影響を受けにくく、室内の温度や湿度を安定させることができます。
そのため、適切な換気システムがあれば、むしろカビが発生しにくい構造と言えるでしょう。
しかし、換気不足や施工不良などによって、湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい環境が生まれてしまうこともあります。

1: 高気密住宅のカビ発生リスク

高気密住宅では、外気の影響を受けにくいことから、室内の湿気が外に逃げるのが難しくなります。
そのため、換気システムが適切に機能していなかったり、生活習慣によって湿気が溜まりやすい環境が作られたりすると、カビが発生する可能性が高まります。

2: 適切な換気システムの重要性

高気密住宅では、24時間換気システムの設置が義務付けられています。
換気システムは、室内の空気を常に新鮮に保ち、湿気を排出する役割を果たします。
適切な換気システムの設置と適切な運用によって、カビの発生リスクを大幅に軽減することができます。

3: 施工不良によるカビ発生

高気密住宅では、気密性を高めるために、隙間をなくすような施工が行われます。
しかし、施工不良によって隙間ができてしまい、そこから湿気が侵入してしまうことがあります。
また、断熱材の施工不良によって、結露が発生しやすくなることもあります。
これらの施工不良は、カビ発生の原因となりえます。

高気密高断熱住宅でカビを防ぐ4つの方法

高気密高断熱住宅でカビを防ぐためには、以下の4つの方法を意識することが重要です。

1: 断熱性を高める

断熱性を高めることで、室内の温度差を小さくし、結露の発生を抑制することができます。
結露はカビの発生原因となるため、断熱材の適切な施工や高断熱窓の採用が重要です。

2: 気密性を高める

気密性を高めることで、室内の温度や湿度の安定化を図り、外気の影響を最小限に抑えることができます。
気密性の高い住宅は、換気システムの効果を高め、カビの発生を抑制します。

3: 適切な換気を行う

適切な換気を行うことで、室内の湿気を外に排出することができます。
換気システムの適切な運用に加えて、こまめな窓開けなどによる換気も効果的です。

4: 一般的なカビ対策を行う

カビ対策として、浴室やキッチンなどの水回りの清掃をこまめに行うことが重要です。
また、湿気の多い場所に除湿機を設置したり、カビ防止剤を使用したりするのも有効です。

まとめ

高気密高断熱住宅は、適切な換気システムと適切な対策を行うことで、カビの発生リスクを抑制し、安心して暮らせます。
換気システムの適切な運用、こまめな清掃、など、カビ対策を意識することで、健康的な住環境を維持できます。

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