新築で乾燥する部屋の特徴とは?原因と対策を解説!

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新築の家に住み始めたばかりで、快適な生活を送りたいと考えている方へ。
「せっかくの新築なのに、部屋が乾燥してしまって困っている」
そんな悩みをお持ちではないですか。
新築の部屋は、換気システムや建材、生活習慣など様々な要因が複雑に絡み合って乾燥しやすい環境になりがちです。
そこで今回は、新築で乾燥する部屋の特徴と、その原因について解説していきます。

新築で乾燥する部屋の特徴とは?

新築の部屋が乾燥する特徴には何があるのでしょうか。
ここでは、特に多い原因を3つに分けて詳しく解説していきます。

1: 換気システムの影響

新築住宅には、24時間換気を目的とした換気システムが設置されていることが多いです。
換気システムは、室内の空気を常に新鮮に保つために重要な役割を果たしますが、一方で、乾燥の原因にもなりえます。
換気システムによって、乾燥した外気が常に室内に取り込まれるため、室内の湿度が低下してしまうのです。
特に、冬場は外気の湿度が低いため、換気システムの影響で室内の乾燥がより深刻化します。

2: 建材の影響

新築住宅で使用される建材の中には、吸湿性が低いものや、逆に湿気を吸収しにくいものがあります。
例えば、コンクリートやタイルなど、吸湿性の低い建材は、室内の湿気を吸収できません。
そのため、室内の湿度は低下しやすく、乾燥の原因となります。
また、新建材には、化学物質が含まれているものが多く、それらの化学物質がVOC(揮発性有機化合物)として空気中に放出されることで、室内の乾燥を促進する可能性もあります。

3: 生活習慣の影響

生活習慣も、新築の部屋の乾燥に大きく影響します。
例えば、暖房器具の使用、洗濯物の室内干し、掃除の頻度など、日常生活における様々な行動が室内の湿度を変化させます。
暖房器具の使用は、特に乾燥しやすい冬の時期に、室内の湿度を低下させる原因となります。

また、洗濯物を室内に干すと、洗濯物から水分が蒸発し、室内の湿度が上昇しますが、同時に、洗濯物が乾くと室内の湿度が低下してしまいます。
掃除の頻度も、室内の湿度に関わります。
頻繁に掃除を行うと、室内のホコリやチリが減り、空気中の水分を吸収しやすくなります。
逆に、掃除を怠ると、ホコリやチリが空気中の水分を吸収し、乾燥を助長する可能性があります。

新築で乾燥する部屋の対策とは?

新築の部屋の乾燥を防ぐためには、様々な対策方法があります。
ここでは、効果的な対策方法を紹介し、それぞれの方法のメリットや注意点などを解説していきます。

1: 加湿器を活用する

加湿器は、部屋の空気を加湿し、乾燥を防ぐための最も一般的な方法です。
加湿器には、様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。
超音波式加湿器は、水を振動させてミスト状にすることで加湿を行うため、静音で消費電力も低く、お手頃価格で購入できるというメリットがあります。

一方、気化式加湿器は、水を蒸発させて加湿を行うため、超音波式加湿器に比べて、加湿能力が高く、衛生的な面でも優れています。
また、ヒーター式加湿器は、ヒーターで水を温めて蒸気を発生させるため、加湿能力が高く、部屋の温度も上昇させる効果もあります。
加湿器を選ぶ際には、部屋の広さ、湿度目標、電気代、安全性などを考慮して、最適な機種を選びましょう。

2: 換気を適切に行う

換気は、室内の空気を新鮮に保つだけでなく、乾燥を防ぐためにも重要です。
換気を行うことで、乾燥した外気を室内に取り込み、室内の湿度を上げる効果があります。
ただし、換気をしすぎると、室内の湿度が低下し、乾燥が進んでしまう可能性があります。
特に、冬場は外気の湿度が低いため、換気には注意が必要です。
換気の際は、室温と外気温の差が大きすぎないように、こまめな換気を行いましょう。

3: 暖房器具を見直す

暖房器具も、乾燥に大きく影響します。
エアコンは、手軽に使える反面、乾燥しやすいというデメリットがあります。
乾燥を防ぐためには、エアコンを使用する際は、加湿器と併用したり、室温を低めに設定したりするなどの工夫が必要です。

乾燥対策に効果的な暖房器具としては、輻射熱を利用した暖房器具が挙げられます。
輻射熱は、直接体に熱を伝えるため、空気を乾燥させにくいという特徴があります。
輻射熱を利用した暖房器具には、石油ファンヒーター、オイルヒーター、床暖房などがあります。
暖房器具を選ぶ際には、部屋の広さ、電気代、安全性などを考慮して、最適な機種を選びましょう。

4: 家具やインテリアを活用する

家具やインテリアも、室内の湿度を調整するのに役立ちます。
例えば、木製の家具は、吸湿性が高く、室内の湿気を吸収してくれます。
また、観葉植物も、室内の湿度を調整するのに役立ちます。
観葉植物は、光合成を行う際に空気中の水分を吸収するため、室内の湿度を上げる効果があります。

ただし、観葉植物は、水やりなどの手間がかかります。
また、植物の種類によっては、乾燥に強いもの、弱いものがあります。
観葉植物を選ぶ際には、部屋の環境や自分のライフスタイルに合わせて、適切な植物を選びましょう。

5: 湿度計を活用する

湿度計は、室内の湿度を測定するのに役立つアイテムです。
湿度計を活用することで、室内の湿度を把握し、乾燥対策に役立ちます。
湿度計は、アナログ式とデジタル式があり、それぞれ特徴が異なります。
アナログ式湿度計は、シンプルで安価ですが、デジタル式湿度計は、より正確な湿度を測定できます。

湿度計は、部屋の様々な場所に設置することで、より正確な湿度を測定できます。
また、湿度計は、乾燥対策だけでなく、健康管理にも役立ちます。
湿度計を活用して、快適な湿度を保ち、健康的な生活を送るようにしましょう。

まとめ

新築で乾燥する部屋は、換気システムや建材、生活習慣など様々な要因が複雑に絡み合って乾燥しやすい環境になりがちです。
乾燥によって、肌や喉の乾燥、静電気が発生するなど、快適な生活を送る上で様々な問題が発生する可能性も。
快適な湿度を保つためには、加湿器を活用したり、換気を適切に行ったり、暖房器具を見直したり、家具やインテリアを活用したり、湿度計を活用したりするなどの対策方法があります。

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