人の健康を守る家。無垢の家の特徴や魅力をご紹介します
人が人生を豊かに生きるために、健康であることは欠かせません。
なるべく多くの時間を健康に過ごしたいというのは、多くの方が望むことでしょう。
注文住宅において健康に暮らせる家づくりをお考えの方におすすめしたいのが、無垢材の家づくりです。
今回は、無垢の家の魅力や知っておいていただきたい注意点についてご紹介します。
□無垢の家の特徴と魅力
＊無垢の家とは？
無垢の家とは、無垢材と呼ばれる建材を使った家のことを指します。
無垢材は一本の木から切り出した一枚の板を使ったフローリングで、木質フローリングの中でも純粋に木を用いて作られている、まさしく無垢な(まじり気のない)床材なのです。
一方木質フローリングには種類がもう1つあり、複合フローリングと呼ばれています。
複合フローリングは表面を見ただけではあまり違いはありませんが、合板を何枚も合わせた層にして作られています。
＊無垢の家の魅力
・天然素材の温もり
複合フローリングにはない無垢ならではの魅力は、なんと言っても天然素材ならではの温かみです。
木は本来繊維方向に無数の空気層を持っており、保温性・断熱性が高いという特性があるため、無垢の床を採用するとほんのりと優しい温かさを感じられる家になります。
・調湿性の高さ
無垢材のさらさらとした心地よい触り心地は、無垢材の持つ調湿性によるものです。
無垢材は非常に調湿性が高いので、湿気で湿り気を感じたり乾燥で静電気を発生させたりせず、一定の湿度を保ってくれます。
湿気の多い日本では大活躍する建材なのです。
・クッション性
無垢材は柔らかさも特徴の1つです。
先述した空気層のおかげでクッション性が高く、長時間立ったり歩いたりしても疲れづらいです。
そのため、小さなお子様やご高齢の方がいらっしゃるご家庭では、特に無垢材がおすすめです。
□無垢の家を建てる際の注意点
そんな健康の家・天然素材の家の権化ともいえる無垢材ですが、採用する前には知っていただきたい注意点もあります。
それはメンテナンスの手間がかかるということです。
天然素材ならではの悩みですが、無垢材は非常に繊細な建材です。
そのため傷つきやすい、日焼けしやすい、水分に弱いなどのさまざまな弱点があり、それらの弱点から無垢材を守るためには定期的なメンテナンスが欠かせません。
毎日の拭き掃除や年1~2回のワックスがけが手間に感じる方は、無垢材の劣化が早まってしまうかもしれないので、採用を避けた方がいいかもしれません。
□まとめ
本記事では、無垢家の魅力と採用する際の注意点についてご紹介しました。
一本の木から切り出した板を使っている無垢材を使った無垢の家は、天然素材ならではの温もりや調湿性、クッション性に優れ住みやすい家を実現してくれます。
一方で、メンテナンスの手間がかかることも無垢材の特徴です。
ぜひメンテナンスの手間も考えながら、無垢材ライフをご検討ください。